コントローラで詳細設定がサポートされている場合、アレイの作成ウィザードで 詳細設定 をクリックして詳細設定を行います。全てのコントローラで、全てのオプションが表示されるわけではありません。お使いのコントローラがサポートする機能によって表示されるオプションは異なります。 コントローラの取扱説明書を参照して、コントローラの機能を確認してください。
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詳細設定 |
ステップ 1 |
スパン ボリューム - 複数ドライブのセグメントを連結して 1 つのボリュームを作成します。 RAID ボリューム - 同じタイプの複数のアレイを連結します。 ライト キャッシング - コントローラ上の キャッシュ メモリ にデータを保存します。 バッテリでプロテクトされている時に有効-電源障害が発生した場合でも、その時点でキャッシュ内にあるデータは保護されます。 リード キャッシング - コントローラのキャッシュ メモリにデータをあらかじめロードします。 |
ステップ 2 |
アレイの容量を次のとおり限定-作成するアレイの容量を選択します。 ストライプ サイズ - RAID 0、5、10、50 の場合に、複数ドライブにまたがる ストライプ で各ドライブに書き込むデータ量を指定します。 |
ステップ 3 |
初期化オプション 構築 - RAID 1 の場合、プライマリ ドライブまたはマスタ ドライブのデータがセカンダリ ドライブまたはスレーブ ドライブにコピーされます。RAID 5 の場合、アレイ全体についての正確な パリティ が生成されます。 クリア - 選択した全ドライブの内容をクリアします。 クィック - アレイがただちに使用可能になります。 初期化優先度 - 初期化タスクの優先度を調整します。初期値の設定は高で、初期化が可能なかぎり速く完了されます。 |
ライト キャッシュを有効にすると、コントローラはデータをコントローラ上のキャッシュ メモリに保存します。直前の書き込みデータをコントローラのメモリに正常に保存した後、すぐにこのアレイへの次の書き込みを受け入れます。
メモリへのデータの書き込みはドライブへの書き込みより高速なため、ライト キャシングを有効にすると、パフォーマンスを大幅に向上できます。キャッシュに保存されたすべてのデータは、コントローラにとって最も効率のよい時点でドライブに書き込まれます。
リード キャシュを有効にすると、コントローラはこのアレイに対する読み取りアクセスを監視し、将来的に読み取りが発生する場所の予測を試みます。パターンが検出された場合は、次に読み取りが行われる可能性が最も高いデータが、コントローラのキャッシュ メモリにあらかじめロードされます。コントローラのメモリからのデータの読み取りはドライブからの読み取りより高速なため、パフォーマンスに大きな影響を与える可能性があります。初期値は 有効 です。
このオプションを使用すると、作成するアレイの容量を選択できます。初期値では、アレイは、選択したドライブで可能な最大サイズになります。同一のドライブ セット上に複数のアレイを作成するには、このオプションを使用して、少なくとも 1 つ目のアレイのサイズを制限する必要があります。
たとえば、18 GB ドライブを 2 台使用して 9 GB の RAID 1 アレイを 2 つ作成する場合は、このオプションを使用して、最初に作成するアレイのサイズを制限します。
メモ:RAID 1 は 2 台のドライブを使用してミラーを作成します。つまり、RAID 1 では、書き込まれるデータはすべて両方のドライブに書き込まれるため、アレイ全体の容量は少ない方のドライブの容量に制限されます。
初期値のストライプ サイズは、最も一般的な用途で最大のパフォーマンスを実現できるように選択されています。ストライプ サイズを変更すると、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
RAID 1 や RAID 5 のように初期化する必要のあるアレイの場合、詳細設定で初期化に使用する方法と初期化タスクの優先順位を選択することができます。